21歳で子宮内膜症(チョコレート嚢胞)と診断されるまで

2月下旬?【内科受診】

下腹部が痛く、腸に問題があるのか?ということで母と近所の内科に行く。
血液検査、レントゲンを撮ったところ何も異常がなかったらしく「なんで痛いんだろうね?笑 、ほんとに痛いの?笑」と医者に笑われる。
本当に痛いのに…と思い帰り際に泣く。
何も無かったら医者に笑われると言う恐怖心がここで芽生えたため、病院に行くことを躊躇うようになる。
また、コロナの流行りだした時期だったので病院に行きづらくなる。
 
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診察代¥2,870
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次に病院を訪れるのは7月初旬になる。
その間の症状として
・生理痛
中学で生理開始した当初は生理痛皆無で痛みなど知らなかったが、大学2年になってから鎮痛剤を頻繁に飲むようになった。(後の医者に聞かれてそいえばって思い出した)
 
排卵痛 
これがなかなかしんどかった。毎月交互に痛くなるのだが、左の時はそれまた鎮痛剤を乱用していた。この時に病院に行けばよかった
 
・下腹が出る
4月頃から下腹部が腫れていた。太ったのかな?と自分では思っていたがそうでもなかったらしい。
 
とにかく、1ヶ月の間で下腹部が全く痛くないという日は3日くらいしか無かった。
 
7月初旬【婦人科①に行く】
研究室の温室作業日だったので大学に行く。
昼頃コンビニでお昼を買って用を足した瞬間激痛が走った。血の気が引いていくのがわかる。しかし大学に戻るために必死で自転車を漕いだ。大学の研究室にたどり着いたがまともに座ることが出来ず、鎮痛剤を飲む。
それでも吐き気と痛みが収まらずにトイレに駆け込み10分ほど過ごすとやや痛みが引いたため、前かがみの体制のまま作業に参加。
15時から17時まで頑張ったが痛みが引かなかったので、ご褒美のメロンを食べることなくタクシーを呼んで病院に向かう。
 
病院に着いたのはいいが、なんて説明すればいいのかわからず、受付のお姉さんから要件を尋ねられた時に「あっ…あの、お腹が痛くて…」としか言えず、問診票を書く。
この時間の産婦人科ってものすごく人が多い。私は座る場所がなく、しかも私より年齢が高い?ので入った瞬間から睨まれた気がする。居づらい。
30分ほど立って待ってたら席が空いたのですかさず座る。
実家から県外の大学に通っているので朝5時起きの6時半出発に加え、暑い中の温室作業で疲れてた私は涼しい産婦人科でウトウトしてしまった。隣に親と来ていた学生さん(私より6個くらい年下な気がした)が「隣の人寝てる」と親に告げ口していたのが聞こえて恥ずかしくなったので飛び起きた。
 
そんなこんなで産婦人科は患者が多い。
17:30に着いたのに私の診察開始は19:20(私が最後の人だった)
先生お疲れ様です。頭が下がる。
ここの婦人科にはもう4回目になる。優しいおじさん先生が診てくれる。
大学生になって婦人科受診が増えたなぁと感じる。
 
先生「今日は下腹部痛ということで、いい?」
リア「はい…」
先生「いつから?」
リア「お昼におしっこした時からです…」
先生「生理痛は?酷い?」
リア「大学2年くらいから鎮痛剤使うようになったような気がします…」
先生「ちょっと見てみようかね、隣の部屋の椅子に乗ってね〜」
 
産婦人科に行ったことある人は乗ったことがあるかもしれないあの椅子。
勝手に股を開かれカーテンで仕切られた先で先生にみられる結構恥ずかしい椅子。
私は汗をかいていたのでずっと頭の中で先生に謝り続けた。
 
超音波検査開始です。
 
先生「あらぁ…これ、子宮内膜症だよ。こーんなになるまでほっといて…痛かったでしょう?我慢強いねぇ…」
リア「はぁ…」
先生「お腹もここ、痛いでしょ?腫れてるもんね…」
リア(え、太ってるわけじゃないん???)
モニターに私の子宮?わからんけど体内がうつされていた。
先生「チョコレート嚢胞だよなぁ…それにしてもでかいなぁ…今まで見た事ないなぁ…」
これ、4回くらい言ってました。
 
検査終了
 
先生「あなたの年齢なら薬で治療することも多いんだけどね、あなたは卵巣が10cm超えてね、手術しかないよ」
リア「あぁ…そうなんですね」
先生「紹介状書くからね、明日行ってきなさい。」
リア「…!先生すみません、私隣の県に住んでるのでその…紹介状はそこじゃないとこで…ダメならいいんですけど…」
先生「あ〜!そうやったね!通ってたな!でも隣の県は…〇〇病院がこの手術で有名だから…おーい、〇〇病院のパンフレットはあるかー?
看護師「待ってくださーい!…5年前のならありましたー!」
先生 「そうかそうか!これ1枚だけ?なら写真を撮っときなさい。この電話番号に明日朝イチでかけて、すぐ行きなさい。手術や入院の話になるからね、実家からこの病院は近い?大丈夫かい?」
リア「はい、大丈夫です…ありがとうございます。」
先生「前来た時にもっと詳しく検査すればよかったね、ごめんね」
 
何度も謝られたけど正直最後に行ったのは1年以上前だし、お腹が脹れたのもココ最近だから、多分前の時に検査してもわからなかったレベルかな?と思う。なのでこの先生は全く悪くないし謝らないで欲しい…こんなになるまでほっててごめんねって私が言いたい。
 
こんな感じで診察終了。
怒涛の手術の話で何がなにやらって感じだったけど、要は『卵巣が2-3cmが普通なんだけど、私は10cm超あるから手術でとってね』ってことらしい。へー。
私が今回行った病院の先生の中では史上最大級の大きさだったらしい。
紹介状を頂いて、病院を出た時にはもう20時前。申し訳ない…
 
あと、話が大きくなってきたから親に連絡。
携帯の充電が5%だったのでコンビニで蓄電池を買う。
明日の病院も仕事を休んで着いてきてくれることになった。
とりあえず、今日痛かったら手持ちの鎮痛剤で抑えて朝は飲まずに病院へ。もし破裂したら緊急入院だと言われて帰宅。
 
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診察代 ¥3,200程度
蓄電池¥2,700程度
お昼代¥826
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7月初旬【婦人科②に行く】
言われた通り、電話して向かった。予約はできないそうなので早めに行く。
10:30 到着
この病院(S病院とする)はめちゃめちゃでかいし金持ちが行くような病院だから凄い。一般人の私は場違いな気がした。
入口で検温と消毒をして中に入る。
グランドピアノが勝手にエリーゼのためにを奏でていた。
 
産婦人科はコロナ対策がより徹底していて(新生児も来るからかな?)親とは別の待合室だったが、話は一緒に聞けた。
またあの椅子に乗り、超音波検査をされる。
先生「あらぁ大きいね
一言で超音波検査終了。
 
先生「卵巣が腫れてます。いわゆる子宮内膜症のチョコレート嚢胞と言われるものです。」
先生「これまで大きくなると手術しかありません。日程を決めましょう…」
トントン拍子に話が進む。
リア「就活とずらさないとなので…」
手帳を開いて確認する。
先生「手術及び入院は1週間です。今空いているのが7月末〜の分か、お盆明けですね。普通手術って2-3ヶ月待つんですよ〜コロナのおかげで早い日が取れるので、ラッキーだと思いますよ〜」
リア「なら早い方がいいです。」
色々話しをして、入院についても話を聞いた。金持ち病院なだけあって、全室個室。1泊1万円の部屋〜6万円の部屋まであって、カタログを見せてもらった。一般人なので1番安い部屋が良かったけど、人気らしくてとりあえず第2希望には2番目に安い部屋を書いた。
 
1.MRIの予約
2.術前検査
3.入院の日
これを決めて、今日は帰宅。
大きすぎてどっちの卵巣が腫れているかはMRIを取らないと分からないと言われた。
 
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診察代¥3,700程度
駐車場¥200(診察して割引適用してもタダじゃないんかい笑)
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